風間は元々地方公務員であったが、魔術師の持ち込んだ工場誘致に違和感を覚えて調べ始める。
そこで魔術的、オカルト的要素を見つけ、頭では否定しながらも不安を覚える。地元で奇妙なことが行われるのを見過ごすことが出来ず、単身工場の職員として潜り込んだ。本心を隠し魔術的行為に共感するようなふりをして真意を探っていたところ、拉致されてきた凛の世話を焼くうちに恋心を抱いた。
西藤谷凛は可愛らしい容姿の若手のパティシエである。臆病者で背が高いのがコンプレックスだが、仕事には真摯に向き合った。
突然拉致され不気味な工場に恐々とするが、風間に会いなんとか正気を保つ。やがて彼の優しさに引かれるのだが、GOLDEN TICKET計画が頓挫し、魔術師によって化け物に変えられてしまう。
※登場人物の情報は必要に応じてEditしてください。
STR11 CON11 SIZ11 INT13 POW13 DEX14 HP11
目撃時消失SAN0/1d6
ハサミ 30% 1d6および組み付き
貫通する武器は最小限のダメージしか与えない
STR15 CON15 SIZ13 POW1 DEX7 HP14
目撃時消失SAN0/1d8
かみつき 30% 1d3
大きな棍棒 20% 1d8+1+1d4
全ての貫通する武器は1ポイントのダメージ。その他すべての武器によるダメージは半分になる。
STR10 SIZ13 INT10 POW1 DEX10 HPなし
目撃時消失SAN0/1d6
近接武器 30% 1d4
骸骨を破壊するチャンスは、ダメージ*4をd100で出した場合のみである。
貫通する武器の命中率は1/2になる。
魔術師はミ=ゴと契約を交わし、おびき寄せた探索者のうち一部の優秀な者の脳を明け渡す代わりに呪文を教えてもらったり、ミ=ゴが必要としない一部の鉱石資源を得て売りさばいていた。
閉鎖された鉱山のふもとに根城を構えていた魔術師だが、有る時街の再開発の計画に鉱山が入っていることを知る。そこで、それを阻止するために精神敵従属の呪文を用いて偽のウィルバー社の工場をふもとに建設させる。一見普通の工場だが異様な塔とチョコレートの建物が塀の外からも見える。ほとんど住人がこの周辺を訪れることはないが、知っているものはひそひそと噂話をしていてよい。
精神的従属によって建設話を持ち込んだものに不信をもった地方公務員の技術職の風間光は、以前から転勤も考えていたこともあり、役所を辞めてここに潜入がてら務めることにした(報酬も破格だったので)。入社(?)前から調べをすすめ、少なくともオカルト的に疑念を抱いた風間。優秀な彼は魔術師に見込まれ研究開発チームの長になった(MP対抗に失敗し、MPを見込まれた)。また、皆が魔術師を煙たがるなか、風間は本心を隠して彼の魔術的行為に興味を示したため、彼の手伝いをすることになった。魔術師の恐ろしい所業とその力を目にした彼は己其の儘では太刀打ちできないと悟り、またその陰謀の全容を明らかにするために動き出した。
また、彼は呪文を一つ覚えて以降、精神科に通うようになる。
1月に入ったころから、研究員がひとり、また一人と消え始めた。魔術師は解雇したと説明したが、風間は自宅で情報を収集し、研究員がみな一人暮らしの者であったことをを知り、さらになんらかの魔術的措置を施されてこの魔術師の糧になっていると理解した。
因みに彼が入ることが出来たのはA棟のみである。
研究員が消えると共に、ウンパルンパが増えた。これは脳を受け取ったミ=ゴが外科手術を施して魔術師の手下としたものである。ウンパルンパにはほぼ思考能力はなく魔術師の言う通りに動き、すべての個体は同じ能力値を持っている。
とうとう外からの援護に期待できないと悟った風間は独学で、石像を動かして魔術師に立ち向かおうと考えた。そこで魔術師はBとうを中心に活動していたことを利用しAとうに隠し部屋を作って石象を作り始める。
ほどなくして、必要であるから、という理由で若い女が一人拉致されてきた。パティシエの西藤谷凛である。凛ははじめ激しく抵抗したが、記憶を混濁させる呪文などを掛けられて抵抗は徐々に弱くなる。
魔術師は彼女を使ってより効率的に餌を集める方法を確立しようとしていた。なぜなら、このころになると、ミ=ゴとの契約は長くなってきたことから、彼らの要求の水準は徐々に高まっていたのである。
また、より効率的に集める方法とは、何も知らぬ探索者を工場に招き、POT12程度の意識不明に陥る劇薬を甘味に混ぜこんで食べさせるというものである。また、一部の甘味には犠牲者を魅了する魔術的措置が施されているものもある。
魔術師は自尊心が低く卑屈で人づきあいが苦手なので、凛の世話は風間が買って出た。風間は魔術師に信頼され(同時に恐れられ)ていたのでこの時点でもまだ外出は許されていた。
やがて二人はひかれあうようになり、風間は彼女の石像も作り始めた。二人はメモを使って秘密の会話を楽しみ、結婚の約束までするようになった。
ブルーマロウ等のお助けアイテムは全て風間の用意したもの。
2月に入ってから、石像の準備ができた風間がB棟に潜入するようになる。同時に魔術師は探索者をおびき寄せる計画を進める。
2/4日それに気づいた凛が光に告げる。
2/5日凛がGoldenChicket計画を阻止するため、一部のチケットを破棄する。この際、警備室でミ=ゴの手先となった警備員と戦闘、負傷し頬に大きな傷を受ける。
2/6日魔術師が光の仕業と勘違いし光が幽閉される。チケットが探索者の元へ郵送される。
2/7日凛が光を助けるためB棟の警備室のありったけの鍵を手にエレベーターで塔に向かう。密かに鍵を渡すことに成功したが、様子を見ると言って外へ向かった凛は魔術師に囚われた。不審に思った光だが、外に何の痕跡も見つけられず一度B棟へ
2/8日凛は脳を取り除かれて次なる生贄の一人に加わってしまった。魔術師は凛の体を小人にするのではなく、SIZを変える呪文などでおぞましいクリーチャーに変えてしまった。光は塔へ再び向かうがほうほうの体でB棟に帰還していた。
2/9日毒の抵抗ロールに失敗した光は徐々に力を失いながらも、塔から盗み出した脱出KEY(魔術師がミ=ゴから逃げ出すためのもの)を魔術師に見つからないよう各所に隠し、ガムの部屋で力尽きた。